お知らせ

2025.09.19

第19回キッズデザイン賞 ファミリーサポートチェア「OyaCoco」が受賞

 2025年8月20日に「第19回キッズデザイン賞」が発表され、当社のファミリーサポートチェア「OyaCoco(おやここ)」が「子どもたちを産み育てやすいデザイン」カテゴリーにおいて、優れた取り組みとして評価され、受賞に至りました。本賞の受賞は2017年の授乳チェア「HugHug(はぐはぐ)」、2020年のプレパレーション用ツール「ぷれパレット」に続き、今回で3回目となります。
 キッズデザイン賞は、子どもの安全・安心と健やかな成長発達に寄与する優れた製品・空間・サービス・研究活動を顕彰するものです。

■「OyaCoco」について

 「OyaCoco」は、主にNICU(新生児集中治療室)で行われる「カンガルーケア」を安全かつ快適にサポートするためのチェアで、2024年11月に発売しました。カンガルーケアとは、低出生体重児を親が胸の上に抱き、肌と肌を直接触れ合わせて行うケアです。1時間以上同じ姿勢を保つ必要があるため、身体的な負担が課題となっていました。



 

 こうした課題に着目したのが、女性社員を中心に構成される「Tsubaki Project」です。女性ならではの視点を製品開発に活かすことを目的に、技術系メンバーが中心となって取り組んでいます。その取り組みのひとつとして誕生したのが「OyaCoco」です。医療現場スタッフの声をもとに、繰り返し検討と改良を重ね、製品化に至りました。
 U字型クッションは、赤ちゃんを抱っこする親の両腕と後頭部を支えることで、長時間でも姿勢が崩れにくく、安定した抱っこをサポートします。また、赤ちゃんが装着している医療機器チューブを固定できるベルトを備えており、安全性と利便性を両立しています。さらに、キャスター付きで移動が容易なほか、バックレストやフットレストの角度調整がしやすく、消毒剤で拭ける素材を採用するなど、衛生面にも配慮した設計となっています。これらの工夫が評価され、今回の受賞につながりました。

 当社は今後も、ブランドメッセージ「WELL-BEING for all beings」のもと、子どもの安全・安心、そして健やかな成長と発展に寄与する製品・サービスの開発・提供に努めてまいります。


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