2024.10.08
「インクルーシブ・ダンス」で介護ロボットが受賞
当社製介護用ロボットをダンスに用いる研究開発プロジェクト「スマーター・インクルーシブ・ダンス」が、第11回ロボット大賞 優秀賞(介護・医療・健康分野)に選ばれました。ロボット大賞は経済産業省など他5省と日本機械工業連合会が共催するもので、第11回となる今回は85件の応募から本件を含めた15件が受賞しました。
9月18日に、東京ビッグサイトで開催されたJapan Robot Week 2024の会場で表彰式が行われた。
スマーター・インクルーシブ・ダンスは、世代の差や障がいの有無・程度を問わず、全員が同じステージで一緒にダンスを楽しむことを目指すプロジェクトです。ジョイスティックなどの操作デバイスを介さず、ユーザーの体の動きを慣性センサーが検知しそれに応じてロボットを動かすことができるのが特徴です。両手が操作から解放されることでより自由に表現力豊かなダンスを実現できます。
ロボットを用いたスマーター・インクルーシブ・ダンスが、2024年9月にパリ2024パラリンピックのイベント会場(ヴェルサイユ)で開催された。
このプロジェクトは東北大学とフランスのパリ・サクレー大学が中心となり、国立長寿医療研究センター、当社、株式会社Shioriが共同で取り組んでいます。当社は東北大学と将来的な技術連携も見据えて協力しており、介護用の立位移動ロボット「Moby」をダンスに応用できるよう共同開発しました。
パラマウントベッド製の介護用ロボット「Moby」。