お知らせ

2024.09.12

「睡眠の大切さを学ぶ中学生向け教育プログラム」の実施報告

 当社は若い世代に睡眠の重要性を理解してもらう啓発活動の一環として、中学生向けに睡眠の大切さを学ぶデジタル教材を開発し、3年前から全国の先生向けに無料配布をしてきました。昨年までの2年間に約5万人の生徒へ教材提供を行い、今年度も生徒2万人が授業を受けられるよう教材を配布しております。8月30日に、越谷市立大相模中学校でこの睡眠授業が中学校1年生の7クラス計241名向けに実施されましたので、教材を共同開発した株式会社ARROWSの担当者と共に一部見学してきました。


質問に熱心に答える生徒たち。

■授業の進行台本に体験談も

 越谷市立大相模中学校の保健体育科の長瀬翼先生はこのデジタル教材を用いて、睡眠について学ぶ授業を行いました。中学生は、受験勉強や部活などで睡眠環境が大きく変化する年ごろです。1コマ50分を想定して作られた教材は、Q&A方式を多く取り入れ、生徒たちが飽きない工夫が凝らされています。
 生徒たちは、教材の動画「知ってトクする睡眠の話」に耳を傾けたり、「1週間の睡眠計画を立てよう」というワークシート作成では生徒同士で相談したりしながら、学んでいました。生徒たちが真剣に話を聴く様子や、積極的にクイズに答える姿勢はとても印象的でした。


ワークシートに取り組む生徒たち。

 この日の授業も、教材の一部として用意された進行台本に沿って進み、経験豊かな長瀬先生は自身の体験として「20代のころは自分が睡眠障害だと疑うくらい悩んでいた時期があったが、枕を変えただけで睡眠の質が激変した」とのエピソードも交え、生徒たちの関心を引いていました。

■「教材は先生の働き方改革に貢献」

 授業後には、生徒たちから「『良い睡眠をとるための10のポイント』はまだできてないものがあるので、試してみたい」「しっかり寝て生活したい」という感想の声が上がり、行動変容に向けた意欲が感じられました。「成長ホルモンという言葉を覚えた」「ベッドが欲しい」という素直な感想もありました。
 長瀬先生はこの睡眠の教材について「資料が分かりやすく確認の時間もあまり必要がなかったため、働き方改革になると思いました」と話してくださいました。
 当社は、パラマウントベッド睡眠研究所の主導で教材を製作し、毎年改定を重ねてきました。実施校での見学も毎年実施し、今回で4回目となりました。睡眠の重要性が社会全体でますます注目される中、より多くの中学生に睡眠の大切さを理解してもらえるよう、今後も改善しながら継続的に配布を続けていこうと考えています。今年に策定した当社のブランドメッセージ「WELL-BEING for all beings(あらゆる人に、健康的な日々とよりよい人生を)」の実践の一環にもつながると考えます。