2020.07.21
【新製品】体重設定から姿勢保持まで全自動で行う床ずれ防止エアマットレスを発売
~業界初となる姿勢検知センサーを搭載し安全性を向上~
当社は、患者の体重設定から体位変換、姿勢保持を全自動で行う床ずれ防止エアマットレス「ここちあ利楽(りらく)flow」を10月1日に発売します。
「ここちあ利楽flow」は、AI機能により体重や体型を推測しエアセルの圧力を自動で調整する床ずれ防止エアマットレスです。体位変換を自動で行う機能(スモールフロー)や業界初となるベッド上の動きを検知し安全な姿勢を保つ機能を搭載しました。また、空気を送るポンプユニットをマットレス内部に配置することでベッド周りの省スペース化を図ります。
「スモールフロー」は、身体への継続的な圧迫を防ぐために行われる体位変換を、マットレスが全自動で行う機能です。胸部および臀部の左右、計4か所に配置された湾曲形状のエアセル(スモールフローセル)がマットレス内部で1つずつ膨張と収縮を自動でくり返し、体圧の分布を定期的に変えることで継続的な圧迫を防ぎます。
また、ベッドの背上げ角度が30度を超えると、4つのスモールフローセルが同時に膨らむ機能により、上半身のふらつきを抑えベッドからの転落を防ぐほか、臀部の体圧分散性が向上するとともに身体のずれ落ちを防ぎます。
さらに、姿勢を検知するセンサーを業界で初めて搭載。患者の寝位置がずれた時は「スモールフロー」の動きを停止させ、ずれの発生やベッドからの転落を防ぎます。また、患者が離床しようと身体を起こしたのを検知して、マットレス全体の内圧を上げ硬くすることでベッドの端に座った際の姿勢を安定させます。
マットレスの厚さは17㎝。当社製マットレスのなかで最も高い体圧分散性能を備えます。ラインアップは、カバー表面が通気性と通水性を備えた「通気」タイプと、耐薬品性や防水性に優れた「清拭」タイプの2種類、幅が2種類、長さが2種類の合計8種類。販売目標は年間4,000枚。価格はオープン。
※画像はここちあ利楽flow(清拭タイプ)。